連休はいかがでしたか?
お休みじゃなかった方はお疲れ様です。
特に、配送系の仕事で普段混まない道が大渋滞で大変な思いをしたという方、私もかつてトラックに乗ってたので、胸中お察しします。
ま、渋滞は嫌ですが、広大な景色の中を自分のペースでひた走るのは気持ち良かったりしますよね。
チャーリー
てことで、踊らないインド映画こと『チャーリー』を観てきました。
インドにいくつかある公用語の一つ、カンナダ語の映画として歴代5位の興行収入を記録した映画だそうです。
身寄りの家族もなく、寡黙で他人とのコミュニケーションを拒絶して生きる主人公のダルマ。
職場でも無遅刻無欠勤ではあるものの、最低限の挨拶すらほとんどしません。
オンボロの貸家に帰るとビールとタバコを嗜みながら、古いテレビから流れるチャップリンの映画を見ることだけが楽しみ。
そんなダルマの家に、悪徳ブリーダーの元から脱走してきた、まだ若そうなラブラドール・レトリバーのメスがやって来ます。
ダルマは最初は追い払おうとするものの、あることがきっかけでその犬に「チャーリー」と名付け、一緒に暮らすことにします。
そこから色んなドタバタがありつつも、チャーリーが徐々に冷えきったダルマの心を解かしていきます。
と、ここまでで十分ハートウォーミングで結構なボリュームですが、映画はこの後一転、ダルマとチャーリーのロードムービーへと展開していきます。
後半のロードムービー部分の、インドの広大な大自然も美しいですし、色々なトラブルがありつつもチャーリーのダルマに対する一途な愛がイチイチ泣けます。
正直、ところどころご都合主義だったり、(犬目線ではなく)人間のエゴと感じる部分が無くもないです。
また、私も観た後に知りましたが、実はインドの神話とリンクしている部分があったりと、日本人との感覚のズレを感じる部分もありますが、それらを差し引いてもとても良い映画でした。
犬・ペット・動物好きは涙腺崩壊必至です。
また、後半部分はロードムービー好きにもハマると思います。
あと、踊らない代わりにふんだんに音楽が使われており、音楽好きも見ていて飽きないと思います。
更に言うと、「チャーリー」という名前はチャールズ・チャップリンから来ており、随所にチャップリンへのオマージュが散りばめられています。
ということで、私は数本しかインド映画を見たことありませんが、恐らくは数あるインド映画の中でも、かなり幅広い層にリーチできる映画ではないかと思います。
さて、昨年末に『Perfect Days』を観て以来、20年ぶりくらいに私の中で映画ブームが来ちゃってまして、観る度にこちらでも紹介してて、ブログというよりはただの映画レビューなっている気がしますが・・・・・。
ま、それでも1、2ヶ月に1回くらいのペースなので、勘弁頂ければと思います。
ではでは、今週もよろしく~