立春ですね。
皆さんの所では、もう立ってましたか?
東京は肌寒くて、春さんはまだまだ布団にくるまってます。
さて、今週も始まりましたけど、私は週末に映画を観てきました。
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
ひと言で言っちゃうと、最高でした!
テーマは「尊厳死」ですが、決して重苦しくなり過ぎず、時に軽妙に、時に美しく描かれており、ペドロ・アルモドバル監督の手腕に脱帽です。
中年からそろそろ初老に差し掛かろうかという女性二人の物語ですが、それ自体割と珍しいかと思います。
そして、それをティルダ・スウィントンとジュリアン・ムーアという超実力派のお二人が演じています。
更に、ベネチアで金獅子賞を獲っていますし、監督・役者・評価と、まあ悪い訳がないんですけどね。
本作は、末期がんで近々安楽死を決行しようとしている主人公と、その主人公に頼まれて「決行の日」まで一緒に暮らすことを承諾した旧知の友人である女性二人の数奇な同棲生活を描いています。
二人は、かつての同僚でとても仲が良かったものの、近年は疎遠になっていました。
そんな、会えていなかった時間を埋め合わすかのように、色々な話をし、一緒に映画を観たり散歩をしたり、森で鳥のさえずりに耳を傾けたりして、親交を深めていきます。
いつかは分からないけど、そう遠くはない将来(数週間以内)に訪れる「決行の日」まで・・・・・。
私の母親は昨春がんで亡くなりましたが、最期の数週間は終末医療にお世話になりました。
そこで働く医師や看護師の皆さんには、本当に感謝と尊敬しかありません。
しかし、徐々に痛み止め(という名の麻薬)を強くしていき、最後には意識もなく昏睡したまま亡くなるというのは、どれほど母親本人の望みにかなっていたのか?といのは、今でも私の中で大きな疑問として残っています。
最期は自分で決めてはいけないのか??
改めて、深く考えさせられました。
あと、アルモドバル監督は無神論者らしいのですが、どこか仏教的な感性もあるように感じました。
また、これはストーリーとは直接関係ありませんが、色彩センスが抜群にカッコイイです。
どのシーンを切り取っても、一枚の写真作品として成立しそうな美しさでした。
映画のレビューを書くと長くなっちゃいますね・・・・・。
ま、仮に日本が尊厳死を選べる社会になったとしても、なるべく健康で長生きしたいのには変わりまりませんし、ボケちゃったら正しい選択もできなくなっちゃいますよね。
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とはいえ、こういうあれはダメ、これを摂れ、みたいなのって、いつくらいまで意識した方がいいんでしょうね。
例えば、極端な話明日死ぬと分かっていたら、そんなの気にせず食べたいもの食べた方がいいですよね!?
じゃ、明日じゃなくて一年以内なら?十年以内なら??
週初めから難しいこと考え過ぎかもしれません。
明日は文章考えるのやめて、グラミー賞のレッドカーペットでの、各セレブたちの写真を並べるだけにしたいと思います。