今週も始まりました。
週間天気予報を見ると、いよいよ梅雨が近いかな、と思っちゃいます。
そんな中、私は週末に映画を観てきました。
『バジュランギおじさんと、小さな迷子』
2015年製作のインド映画でして、日本での公開日も2019年と少し前の映画なのですが、現在MOVIXさん(他にもあったらごめんなさい)にて再上映中です。
そして、これも今は記録が更新されているかもしれませんが、公開時はインド映画史上3位の興行収入と大ヒットした作品です。
そして、リアルな世界でも現在進行形で緊張が高まっている、インドとパキスタンが共に領有を主張しているカシミール地方のお話でもあります。
パキスタン人(当然ながら近所も家族も本人も生まれながらのイスラム教徒)の6歳になる女の子シャヒーダーちゃんは、生まれつき言葉が喋れません。
そんなシャヒーダーちゃんがインドで迷子になってしまい、インド人(こちらは敬虔なヒンドゥー教徒)のパワンという青年に保護されます。
ある時テレビでインド対パキスタンのクリケットの試合を見ていた時、パキスタンが勝って大喜びするシャヒーダーちゃんを見て、パワンは彼女がパキスタン人と知ります。
大使館に行っても両国の関係が悪化していて、門前払いです。
シャヒーダーちゃんを売春宿に売り飛ばそうとする悪徳ブローカーもいたりします。
そんな中、パワンはついにパキスタンに不法入国し、自らシャヒーダーちゃんの親を探し出して彼女を親元に返す決意をします。
そうして、お金もツテもなく、あるのは愛と正義だけという二人の旅が始まります。
パキスタン警察は不法入国をしたパワンをスパイ容疑で追いかけますが、彼の「ただただこの子を親元に返したい」という純粋な気持ちは、現地のパキスタン人たちの気持ちも動かし、現地の人たちの協力を得ながら数々の困難を乗り越えていきます・・・・・
国も宗教も超えた愛の物語であり、ロードムービー的な面もあります。
また、控えめながらインド映画お決まりの歌とダンスもあります。
ストーリー自体は全然先が読めちゃうんですが、それでも感動できます。
という訳で、お勧め度は結構高いのですが、インドとパキスタンの対立について全く知らないという方は、ちょっと勉強してからこの映画を観ることをお勧めします。
あと、邦題に「おじさん」とありますが、パワンは婚約者もいる好青年です。
おじさんは悪意があるぞ!とおじさんは思いました。
ではでは、今週もよろしく~