今週も始まっちゃってますが、いかがお過ごしでしょうか?
私は週末に久々に映画を観に行きました。
『シンプル・アクシデント 偶然』

イラン人のジャファル・パナヒ監督が手掛け、昨年カンヌのパルム・ドール(最高賞)を受賞した話題作です。
ちなみに、パナヒ監督は別の作品で既にベネチア国際映画祭金獅子賞とベルリン国際映画祭金熊賞も受賞しており、カンヌ・ベネチア・ベルリンの世界三大映画賞全てで最高賞を受賞した、史上4人目の監督だそうです。
そして、イランといえば長らく強権的な独裁政権が続いており、現在はアメリカ・イスラエルと絶賛ドンパチ中ですよね。
パナヒ監督自身も、反体制的だという理由で過去に2回も投獄された経験を持ちます。
本作も現政権に対する批判というか反骨精神みたいなのがありますが、それが主題ではないように感じました。
憎悪と赦し、その間で葛藤することの人間らしさ(時に滑稽さ)、それらを善悪のフィルターなしに見つめようとする監督の姿勢が感じられるように思いました。
あと、随所にイラン人の気質みたいなのが垣間見れるのも面白かったです。
人情に厚くてちょっと見栄っ張りで、なんとなく関西人と名古屋人を足して二で割ったような感じがして、日本人的には親しみを覚える人も多い気がしました。
さすが、「おしん」が視聴率90%を超える国民性です。
そして、ラストシーンがなんとも印象的でした。
見ようによっては不穏で底なしに恐ろしく、見ようによっては平穏が訪れたようにも・・・・・

てことで、万人にお勧めできる映画ではない気がしますが、いわゆるヨーロッパ的な映画が好きな方であれば楽しめると思います。
リンクの映画.comさんの平均点は3.7ですが、個人的には4.3てとこでしょうか。
ではでは、今日はこの辺で。