やあ!メアリー、久し振り~!(握手)
元気にしてたかい!?マイケル(ハイタッチ)
どうしたんだい、ジョニー!ちっとも顔見せないからどっかに顔落としてきたのかと思ってたぜ~(ハグ)

今日みんなに集まってもらったのは他でもない。
一昨日の土曜日、ヤツのステージを観て来たから、それをシェアしようって訳さ!

その前に…もしかしてお前ら、ヤツのことただのテレアポのコールスタッフだと思っちゃいねえだろうな!?
あれは世を忍ぶ仮の姿ってやつさ。
ただ、溢れる比類なき言葉のセンスを隠し切れずに、受話器の向こうの受付のネエちゃんがヤツに惚れ込んじゃって、なかなか担当者に繋いでくれない、なんてことが良くあるんだ。
ヤツの架電数が少ないのは、ベタ惚れしちゃった受付のネエちゃんがなかなか電話を切らせてくらないからなんだ。
異論は認めねえぜ!

なんだって?ステファニー!そもそもヤツが誰のこと指してるのか分からないだって??
そんなの決まってるだろ!京都が生んだ言葉のまじゅつちゅ…まじゅちゅ…まじちゅ…
まあとにかく、久世孝臣っていうんだよ!

話を戻すと、そんな久世ことヤツは、自らが詩人の正装と呼ぶ色の濃いロングコートでステージに登場したんだ、最高にクールだろ!?
ウチの近所にも、陽気が良くなってくると詩人の正装だけを身に纏った男が夜な夜な現れ、若い女性を見付けちゃ、詩人の正装の前をはだける、なんてことが良くあるのさ!
そいつは神出鬼没で、次はいつどこに現れるのか誰にも分からないんだ。

勘のいいお前らなら、もうお分かりだよな。
そう、これが謎夜ってやつさ!!