こんにちは、大橋です。
東京国立博物館の『縄文―1万年の美の鼓動』に行って来ました。
最終日の1日前ということもあってとても混み合ってましたが、大感動でした!
行く数日前まで戸矢学氏の『縄文の神』という本を読んでいて、十二分に縄文気分を高めていたお陰もあったかも知れませんが。
約1万3千年前に始まり、その後約1万年も続いた縄文時代。
その長きにわたる比較的平和な期間に培われた思想や美意識は、間違いなく我々日本人の根底にあると実感しました。
同時期の世界の土器と縄文土器を比較展示しているコーナーも面白く、縄文土器のユニークさが際立っていました。
また、縄文時代にはヲシテ文字という古代文字があったとする研究家いときょう氏が、縄文人の抱く渦の概念というのを頻繫に述べていますが、縄文土器や土偶にやたら渦模様があるのを目の当たりにすると妙に納得いってしまいました。
ヲシテ文字の真相はともかく、太古の縄文人が感じた神秘なんてものに、ほんの少しだけ触れられた気がしました。