こんにちは、大橋です。
割とそっち系の話が好きな人には「何を今更」な話かと思いますが、ダーウィンの進化論に懐疑的な意見て根強くありますよね。
私もそっち系の話が好きな方でして、インテリジェント・デザインの話とか読んでるとワクワクしてきちゃう派です。
が、知識は偏っちゃいけない派でもある私は、最近バリバリ進化論派の方の生物学に関する本を読んでみました。
と、こう書くととても小難しい専門書でも読んだみたいに聞こえるかもしれませんが、そんなことはありませんので…。
で、読んでみて面白かった話があり、ご紹介したいと思います。
曰く、ある種のアシナガバチは巣を作る際、外に出掛けて材料を取ってくる”運搬係”と、その場に残って運搬係が運んできた材料で巣を作る”建設係”の二手に分かれるそうです。
運搬係が材料を持って帰って来た時に、
A)材料をすぐに建設係に手渡せた場合⇒また外に材料を探しに行く(運搬係のまま)
B)建設係がなかなか来なくて一定以上の待ち時間が発生⇒自分も建設係になる
といったことをするそうです。
それによって、運搬係と建設係の数を最適化しているのですが、面白いのはこの時、一匹一匹は全体の作業状況を把握している訳ではなく、ただ単に自分の待ち時間の長さで行動を変えているに過ぎません。
つまり、末端はとても単純なプログラムに従って動いているだけでも、全体としては非常に高度な選択や行動を取ることが可能であり、これは正に人間などの脳の働きと一緒なのだと。
脳の末端は一つの神経細胞に過ぎず、ある単純なルールに従って電気信号のオン・オフしかしていないのに、全体としてはかなり複雑怪奇な感情とかまでを産み出したりします。
この話は面白かったですね!
そして、単純なものが集合して複雑化するのであれば、進化論は否定し難いもののように思われます。
でもやっぱり…そっち系的なロマンも残して欲しいですね。
ちなみに、最近人名とかがなかなか思い出せないことがあるのは、単に創造主のいたずらです。